年頭所感 ~「ご褒美」から「贈り物」へ~
新しい年を迎えて10日あまり
年越しカウントダウンが、感染拡大の入口になってしまったようです。
品揃え、商品開発のアドバイスをする立場として、
2年前は、ウイズコロナ、アフターコロナというテーマがよく投げかけられました。
耐えて堪えたこの2年、クリスマス前後から年末のデパ地下はじめ多くの小売り現場は、コロナ終息期への期待感からか、混雑していたように感じました。
お客様の気持ちはどこに向かっているのでしょうか。
キーワードは、「贈り物」
平成時代の品揃え・商品開発のキーワードのひとつに、「自分へのご褒美」というものがありました。
特にスイーツ商品開発の現場では、商品化を推し進めるキーワードになりました。
令和時代(感染症共生時代か?)は、褒美(広辞苑:ほめてあたえるもの)から贈り物(広辞苑:気持ちをこめて人にものを届ける)という意識に応える品揃え・商品開発がキーになるのではないでしょうか。
心や背景が伴ったモノコトが強く響くようになるではと感じております。
例えば、会食を大切な人に贈るとした場合、お店、シェフ、食材、調理法、メニュー、ペアリングドリンなど、気持ちを込めて招待してはどうでしょうか。
耐えて堪えている家族、大切な仲間、そして自分への「贈り物」が、品揃え・商品開発のキーワードになるように年頭感じた次第です。
初春イタリアンの贈り物



烏骨鶏の目玉焼きとイタリア産黒トリュフ」


トスカーナ風黒胡椒の牛すね煮込みペポーゾ」

カリフラワーとグリーンナッツオイルのソース」

金柑とチコリを添えて」

オーリオヌォーヴォとグラッパの温かい林檎のケーキ」
※撮影場所:トロンコーネ(新所沢) 撮影者:2年耐えて堪えている娘夫婦